・スプライトと話す(ブロック「~と~秒言う」「~と聞いて待つ」「答え」)
こんにちは、Anksです。今回もみなさまよろしくおねがいします。
前回 <導入編>1-2 スクラッチの始め方、ダウンロードとインストール の続きです!
この画面を開いたところになっていますでしょうか?!
すでに、右上の枠内に、今にも何かしたそうなねこ(Scratchキャット)がいますね。(笑)
この枠の中が作品(プロジェクト)のゲーム画面だと思っていただけたらいいと思います。
旗のマークは、プロジェクトのスタートボタンです。
今回は、この旗マークを押したらねこがお話しするようにしていきましょう!
さらに、その下の枠内も見てください。
これは、スプライトを管理する欄で、ねこには「スプライト1」という名前がついていますね。
(なお、スプライトの管理欄が切れて見えない場合は、ブラウザの場合はズームを小さくする、デスクトップ版の場合はタスクバーを左に移すなどすると見やすくなりますよ。)
○スプライトって、なに?
スプライト、というのは、
プロジェクト内で命令(プログラム)を付けると動かせたりする、キャラクターだと思ってもらえればいいと思います。
スクラッチではプログラムのことを、スクリプトと呼ばれています。
すこし響きが似ていてわかりづらいですね。(笑)
スプライト=キャラクター、
スクリプト=プログラム です。
それでは、わかりやすく、このねこのスプライトの名前を、今回は「ねこ1」に変えてみましょう。
名前が、ねこ1に変わりましたね。
ではさっそく、このねこ1にお話しをさせてみましょう!
いよいよ、ブロックを置いてスクリプトを作っていきますよ。
○ブロック「~と~秒言う」を使ってみる
まず、左端にあるコードの一覧から「イベント」をクリックして、
「旗が押されたとき」のブロックを見つけて、真ん中のスクリプトを作るエリアにドラッグ&ドロップしましょう!
今したことはつまり、
「スタートボタン(旗)を押したら、何かをさせましょう」というコードを、ねこ1にセットしてあげた、ということです。
そして、何をさせるか、という内容を、このブロックの下にくっつけていく訳です。
では、先ほどの様に、コード一覧から「見た目」をクリックして、
「こんにちは!と2秒言う」のブロックを見つけて、
先ほどの「旗が押されたとき」のブロックのすぐ下にドロップしてみましょう!
ブロックがつながりました!
このように、ブロックをどんどん繋げて、コードを完成させていくのがスクラッチでのプログラミングです。(ビジュアルプログラミング)
では、ゲーム画面の旗のボタンを押してみましょう!すると、、、
やりました!ねこにあいさつしてもらえましたね!(笑)
この「こんにちは!」のセリフと、「2」秒の部分は、好きな言葉と長さに変えることができますよ。
なお、秒数のないブロック「こんにちは!と言う」との違いは、ずっとセリフが表示されているか、何秒間か限定してセリフを表示するか、の違いです。
「うーん…と考える」のブロックも同じように使えます。色々なパターンを試してみてください。
実際にプロジェクトをスタートしなくても、そのブロックをクリックしてみるだけで、スプライトなどに変化が起きて簡易的に効果がわかったりしますよ!
学んだことを応用するのに大事な機能なので覚えておいてくださいね。
○「~と聞いて待つ」/「答え」を使ってみる
では次に、ねこに「あなたの名前は何ですか?」と聞いてもらって、「~さん、よろしくね!」と言ってもらえるようにしてみましょう。
まず、「調べる」欄から、「あなたの名前は何ですか?と聞いて待つ」のブロックを見つけて、
「こんにちは!と2秒言う」の下に繋げます。
さらに、下の図のように、
新しく「こんにちは!と2秒言う」のブロックを再度置き、
「答え」ブロックを「こんにちは!」の丸枠の上にドラッグ&ドロップで乗せます。
↓「答え」ブロックの設置後↓
上の画面まで進みましたら、まずは旗ボタンで実行してみましょう!
名前を聞いてくれました!
フォームに自分の名前を入力して、チェックボタンをクリックすると、、、
↓クリック後↓
名前を呼んでくれました!はい、Anksですけど、、呼び捨てですね。(笑)
これを、ブロックで説明すると、、、
このように、
ブロック内の「答え」の部分が、自分の入力した答え(=Anks)に置き換わったため、Anksと2秒言ってくれたということです。
では、「~さん、よろしくね!」も続けて言ってもらえるにはどうすればよいでしょうか。
上の図のように、
コード欄の「演算」から、「りんごとバナナ」のブロックを見つけて、
「答え」ブロックの上にドロップして置き換えましょう。
そして、下の図のように、
左側(りんご)の欄に「答え」のブロックを戻し、右側(バナナ)の欄を「~さん、よろしくね!」と書き換えます。
これで再び、旗のボタンで実行すると、、、
ちゃんと仲良くなれましたね!(笑)
お疲れさまでした。
最初なので作成したものは簡単なものですが、
以上で、このチャプターはおしまいです。
複雑なゲームも、こういう小さなプログラムの積み重ねです。
よくありますよね?ゲームの最初にプレイヤー名を聞かれて入力するシーンです笑
次のチャプターでは、ねこを動かしていきたいと思います!
→次のチャプター <入門編>2-2 ねこを動かそう!その1 に進む
※なお、作ったプロジェクトの保存についてですが、
左上の「ファイル」→「コンピューターに保存」からご自身のPCに保存しておくことができます。
保存したプロジェクトは、同様に「ファイル」→「コンピューターから読み込む」から再度読み込むことができます。アカウント登録をした場合には、オンライン(クラウド上)で保存することも可能です。